「こんなブラック企業今すぐにでも辞めたい!」
「もういっそのことバックレてやろうかな・・・」
ブラック企業に入社してしまったがために毎日そんなことを考えているあなた。そんなことを考えているくらいなら、さっさと辞めてしまった方が自分のためです。
毎日深夜まで、しかも土日も休みなく働いてくれるあなたは、ブラック企業にとってはありがたい存在ですが、文句も言わずに働いてくれるあなたにブラック企業は恩返しなんてしてくれません。
そんなところで人生を無駄にしているより、さっさと次に進んだ方が、
「残業が減って休みが増え、自分の時間が取れるようになる。しかも、給料も上がった」
なんてことは結構ザラにあるんですよ。
かくいう私も建設系のブラック企業を経て、未経験の IT 業界に飛び込みましたが、現在では、大手外資系の IT 企業でエンジニアとして働くようになって、労働時間も改善されて、給料も格段に良くなりました。
今となっては、
「なんでブラック企業で働いて時間を無駄にしまくっていたのだろう」
って思うし、当時の自分にもっと早く動くように教えてあげたい。
楽しい20代の良き時期を数年間も無駄にしてしまったので、なおさらそう思います。
とはいえ、会社がなかなか辞めさせてくれないって場合もありますよね。でも、辞めるのって実はそんなに難しいことではないんですよ。どうしても、辞めさせてくれない場合には、バックレるっていう選択と取ることもできますから。
「じゃあ、もう明日からさっそくバックレちゃおう」
って、早速行動に移そうと思ったあなた。その行動力は素晴らしいですが、計画もなく単にバックレると自分が損したり、その後の生活が大変になることもあるので、しっかりと計画と準備をしてバックレましょう。
こちらでは、過去にブラック企業数社に在籍した私の経験を基に、会社を辞める(バックレる)方法についてご紹介していきます。
会社辞めたいと思っているあなたは、ぜひ参考にしてください。
会社が辞められないならバックレた方がいい
ブラック企業に勤めていると、
仕事ばかりでプライベートの時間もないし、給料も安い。自分ってなんで生きてるんだろうなんて考えたことありますよね。
私はそう感じていました。
この仕事も人のためになっているとか、なんとか自分の中で上手く理由をつけようと思っても、ちょっとした時間に他の業界のことについて調べたり、会社に行かなくても上手く稼いで生活していく方法探したりなんかして・・・
そうしているうちに私は1つ目のブラック企業で3年半の時間を過ごしてしまいました。
しかも、20代後半という貴重な時期を。
でも、よくよく考えてみたら、会社の都合に合わせて毎日を生きていても、本当人生損しているなと。
友人が仕事終わりに、飲みに行ったり、合コンしたり・・・
そんな話とは反するかのように、自分の社会人生活は仕事だけ。なんで自分はずっと働き詰めなんだろう。
業界では、タイムカードを切った7分後に出社。過労でなくなるなんてこともニュースになるくらい。
仕事詰めどころか命まで危ないなんて・・・
あなたも20代のうちは気力と体力でなんとかなるかもしれませんが、まてまて、そもそも、自分の命と人生の方が大切じゃないのか。
「自分は全然そんな環境でも問題ない」
そんなことを思った方は、ブラック企業が合っているのかもしれませんね。この記事を読む必要はないかと思います。
でも、過去の私と同じような状態の人なら、私と同じように感じる方も多いと思います。
そう感じてくれたあなただけにお伝えします。
ブラック企業で働いているのであれば、なるべく早く辞めて次のことを考えた方が人生楽しめますよ。
私はいろいろな会社を経験して来ましたが、駄目だと思って見切りをつけて次の道に進んだことで、今では有名外資系企業でホワイトな生活を送っています。
とはいえ、じゃあいきなり明日から会社にいかなくていいかって言ったらそうではありませんよね。
しかも、ブラック企業は辞めようとすると、あの手この手であなたを引き留めようとします。そして、なんだかんだダラダラと無駄な時間を過ごしてしまう。
そんな、感じで早く辞めたいけど、なかなか会社を辞められずにいる場合には、会社をバックレてしまうというのもひとつの選択肢です。
ではありますが、バックレと言っても、良いバックレ方と悪いバックレ方があるのはご存知でしょうか。
実際にバックレようとお考えの方は、そこをしっかりと理解した上で上手くバックレることをおすすめします。
- 今の状況が苦しいなら、なるべく早く辞めて次のことを考えるのもあり
- どうしても辞めさせてくれないのであれば、バックレるのもひとつの手
- 良いバックレ方と悪いバックレ方がある
会社はバックレても大丈夫なのか
そもそもの話ですが、会社ってバックレても大丈夫なのかについて話をしておきます。
先程、バックレ方には良いバックレ方と悪いバックレ方があるとお伝えしましたが、きちんとしたバックレ方であれば、基本的には会社をバックレてしまっても問題はないです。
ただし、それには条件があって、それは必ず会社に退職の意思を示すことです。
日本の法律で労働者は守られているので、本人が会社に対して退職の意思を示したら、会社は拒否することができません。
ちなみに、入社時に会社の契約書に「1ヶ月前には」などのように退職までの期間について記載されている場合もありますが、法律上の14日(2週間)が優先されることもありますので、この部分は実際に契約書を調べてみてください。
*私は会社から1ヶ月と契約書に記載していると言われましたが、法律では14日ですって言ったら、それで通りました。
これがバックレなのって思う方もいらっしゃるかもしれませんが、辞めることをしっかりと伝えてからバックレないと面倒なことになりますよ。
では、実際にどんなことになるのか。
続いては、バックレる場合の悪いバックレ方についてご紹介していきます。
悪いバックレ方
先程、バックレる場合でも会社に退職の意志を表明してくださいとお伝えしましたが、実は、連絡をせずに無断欠勤で退職してしまうと、自分自身に不利な状態になってしまうことがあります。
それは、懲戒解雇。
懲戒解雇は、14日以上無断で欠勤をしてしまうと、会社側が懲戒解雇として処理することができるのですが、バックレたことによって懲戒解雇を受けてしまうと、経歴書にその旨を記載しなくてはならいんです。
そうなると、転職活動を続ける際にこの部分を見られてしまうので、転職活動を優位に進めることができなくなってしまいます。懲戒解雇を記載せずに、次の会社に入社後、懲戒解雇であったことが判明すると、経歴詐称として問題になってしまうので、隠すこともできないですし、懲戒解雇になってしまうようなバックレ方はおすすめしません。
- 会社には必ず退職をしたいという意思を伝えること
- バックレ方を間違えると懲戒解雇になることもあるので注意
会社をバックレる具体的な方法
無断でいきなり会社にいかなくなるのが悪いバックレ方とお伝えしましたが、でも、そうじゃなかったらバックレにならないじゃないかと思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、ブラック企業にお勤めのあなたには、なかなか取得できなかった有給が残っていませんか。
この有給を使って、退職届を提出すると共に会社にいかなくなる(バックレる)ということが可能になります。
退職届を受け取ってもらえない場合
退職届って手渡しで上司や人事部の担当に渡すイメージがあるかもしれませんが、実は郵送でも受取ってもらえたら、退職届が受理されたという記録になります。
だから、郵送で送って会社が受取ってくれさえすれば、退職届が受理されたことになり、その後2週間で、会社にいかずして退職をすることができるのです。
そして、郵送のときに注意したいことが2点あります。
ひとつめは、配達記録のつく郵便で送付すること。配達記録のない普通郵便で送ってしまうと、配達された記録が残らないので、会社側も受取っていないってしらを切ることができます。
そんな状況にならないためにも、配達記録のつく郵送方法で送って、しっかりと受理されたことが記録に残るようにしてください。
そして2つ目が、封筒の表に「退職届在中」などといったように、退職届が入っていることを記載しないことです。
一見すると、正式な文章としては「退職届在中」と書かれていた方が正しい気がしますが、この文字が入っていると、会社の担当者が受け取りの際に受け取りを拒否することがあります。
そうなってしまうと、退職届が受理されないどころか、退職をしようとしていることがバレてしまい、面倒なことになりかねません。
郵送による退職届の提出を検討している方は、この点を注意すると良いでしょう。
退職願と退職届
それから、退職届を提出するときに注意しておきたいことは、退職届と退職願の違いについてです。
こちらを間違えてしまうと、また面倒なことになりかねません。
バックレて退職をするときには、しっかりと「退職届」を提出してください。
なぜ、退職届かというと、退職願はあくまでお願いであって、会社に「辞めてもいいでしょうか?」とお伺いをしている感じになります。
なので、駄目ですと言われたら、労働契約の解除がされるわけではありません。
退職届の場合には、会社側の判断は関係なく、退職届が会社に受理されれば退職の手続きが行われます。
事前の準備をしておく
それから、バックレとはいえ退職の際に「業務を引き継ぎしてもらわないと困る」なんて言われることもあります。
そんなときには、せっかく悠々とバックレようと思っていたのに、会社から連絡が来たりしてかなり面倒です。
なので、退職の意思が固まったら、さっさと引き継ぎ資料を作ってしまって、退職届の送付と同時に引き継ぎ資料を上司に送ってしまいましょう。
そうすれば、その後に面倒なやり取りが発生することも少なくなります。
あとは、ブラック企業の場合には何を言ってくるのかわからないので、メールやチャットの内容などもできるだけ記録をしておくことをおすすめします。
- 退職届が受理されないなら、配達記録のつく郵便で送付
- 退職願ではなく退職届を提出する
- 引き継ぎ事項を準備しておく
- メールやチャットの内容などは保険として残しておくと良い
退職のときに会社から受け取るもの
これまでのやることを全てやりきって、バックレ完了と思ったあなた。
この後も忘れてはいけないことがあります。
それは会社に渡してある資料や必要な資料を受け取ることです。
基本的なものとしては、年金手帳を返却してもらい、離職票、雇用保険被保険者証、源泉徴収票をもらうことです。
やりきったと思って、この部分を疎かにしてしまうと、後々の転職活動の際にも書類を揃えたり面倒なことが多くなってしまいますので、もうひと踏ん張り頑張りましょう。
バックレたいけど踏み出せない場合
ここまで、話を聞いてきたけど、やっぱり実際に行動を起こして会社を辞める勇気がでない。
ブラック企業で働いている方には、そういう方もいらっしゃるでしょう。でも、安心してください。そんな場合には、退職代行サービスというものも存在します。
退職代行サービスはその名の通り、あなたに変わって退職の処理を代行してくれるサービス。自分では行動できないけど早く会社を辞めたいという方は、人生を棒に振ってしまう前にこうしたサービスを利用することも検討すると良いでしょう。
仕事を辞めたいなら即行動
いかがでしたでしょうか。
辞めたいのに辞めさせてくれないブラック企業であればバックレもひとつの方法であるということをお伝えしました。
ブラック企業は、私達の人生の有意義な時間を吸い取って運営されています。そんな会社であれば、こちらの人生を消耗しながら会社に付き合っていく必要はありません。
会社を辞めるときには、上司や社長から自分も厳しいんだからと言われることもあるかと思いますが、彼/彼女らが苦しんでいるのはこちらには関係ありません。
彼/彼女らの都合は彼/彼女ら自身の都合であって、ブラック企業に付き合ったところで私達の面倒を見てくれるわけではありません。
私も昔は素直に従っていましたが、結局自分を消耗して時間を無駄にしているだけでした。
彼/彼女らにとっては、働いてくれる人 = 自分たちにとって都合の良い人というくらいにしか思っていません。
そんな会社に自分の人生の時間を費やすのはめちゃくちゃもったいないと私は思います。ブラック企業で苦しんでいるあなたには、こちらのバックレの記事を参考にしていただき、あなたの生きたい人生を過ごしていただけたらと思います。
そして、ブラック企業をバックレたあとに転職を考えているあなたには、転職エージェントを利用することをおすすめします。
なぜなら、転職エージェントで相談すると、事前に会社の情報を収集することができるから。しかも、嬉しいことに利用料は無料。
私も転職活動のときには、自分の棚卸しと第三者からの意見をもらうために、転職エージェントは毎回活用しています。
ブラック企業をバックレて、給料アップも目指したいあなたにはおすすめの転職方法です。